「FPの家」のデメリットを評価
まず、「FPの家」ってなんぞ?って方はこちらから。
まとめて3行
- フランチャイズチェーン
- 「Frame&Panel」の一体化モジュールを用いた規格化設計
- 高価格・高気密・高断熱らしいっす
メリット
フランチャイズチェーンによる規格化設計→設計品質の一定化/自由度の低下
フランチャイズチェーンによるパネル設計の一元化/胴元の取り分はハウスメーカーと下請けの関係と同様と推定→高額化
デメリット
誰も体系立てて、そこそこ客観性のある内容を書いていないようなので、書いてみる。
メリットの裏返しはすべて割愛。
先ず、高い。
そして、組み立て品質は、「在来工法」ベースなため、工務店の能力に依存。
FPの家で、欠陥住宅になる原因は、工務店側の勉強不足と、作業員の知恵不足に起因するんじゃないかと思う。
在来工法ベースなので、知識の古い昭和で止まっているような老害が指揮しているようなところも、社長の一存でフランチャイズチェーンに加入なんてのもありえる。そのケースなら当然欠陥住宅になるのは道理。
また、大工未満の作業員がアルバイトレベルの感性・待遇だったりするなら、仕事に対する責任感なんぞ無い。バイトレベルの作業員はしばしば犯罪を犯すわけだが、こういった連中でも現場に潜り込めてしまう。こんなのが一匹でも混入していれば、組み立て結果の品質は、この一匹の品質になるので、これもまた欠陥住宅になる。これは、大手ハウスメーカーだろうが、地場の工務店だろうが、同じ問題を抱える。しかし、組み立て難易度が低ければ、この一匹ですら戦力になりえてしまう。*1
まとめの3行
- FCチェーンのメリットを生かしていない
- パネルを基準とした設計だろうが、在来ベースの工法では組み立て側のメリットが少ない
- 設計通りに組み立てができていれば、高性能な家になる見込み